こんにちは!
ハルです。
今日は『信長の経済戦略』という本が
素晴らしかったので感想を書いてみました!
織田信長ってどんなイメージがありますか?
厳格な人物?
冷酷な上司?
型破りな人?
まあ実際の性格はどうだったか知りませんが
経済戦略という視点で見れば
相当優秀な人だったという事が分かりました。
信長といえば、戦上手というイメージを持ってる人もいるのではないでしょうか?
当時の戦国大名たちをどんどん倒して
勢力を広げていってますよね。
でも、この軍事力の高さの理由も
信長の経済戦力によるものが多分に含まれています。
歴史というのは、過去を知って今に活かすためにある。
不景気が続いてる今だからこそ
歴史を知って活かしていこうではありませんか!
信長が行った経済戦略の中でも
特に良いなと思った2つがあるので
それについてまず話していこうと思います。
その2つとは
1:金銀の貨幣を造った
2:関所を無くした
これですね。
順番に見ていきましょう。
金銀の貨幣を造った
信長は「金銀貨幣使用例」を出しましたが
それ以前には金や銀は貨幣として使われていませんでした。
じゃあ何が使われていたのかと言うと
「銅」です。
当時、貨幣と言えば銅だったんです。
ではそこに金銀の貨幣が使われて
どんなメリットがあったのか?
というと、
それは
「移動のしやすさ」
です。
それまでは、高額の取引をする場合は
大量の銅を持ち歩く必要がありました。
つまり遠隔地との取引をする時は
重くて膨大な量を用意しないといけなかった。
これ想像できると思うのですが
とてつもなく不便なんですよね。
それだけで遠隔地との商売はしたくなくなる。
つまり物流が滞ってしまうのです。
そこに金や銀の貨幣が出来るとどうなったか?
まず金銀は銅に比べて高価です。
つまり銅何十枚分もの額を
金1枚とかで代用できるようになった。
そうなると、高額の取引だって楽に出来るようになります。
遠隔地だろうがお構いなしです。
これによって日本全国の物流を大いに促進させた。
関所を無くした
信長は減税政策の一環として
各地の関所を無くしました。
まず、当時は関所がめちゃくちゃあったそうです。
とういうのも、関所というのは
公家、武家、寺社、土豪なんかが
勝手に自分の土地に作っていたのです。
その関所で色んな税金を取っていた。
つまり移動する人々からしたら
さっき税金を払ったのに、また払わなければならない。
そういう事が多々あったのです。
商人からしたらどうでしょう?
普通に嫌じゃないですか?
商人というのは今も昔も
いかに支出を抑えるかというのが
至上命題です。
人件費も固定費も郵送費も
出来るだけ抑えたい。
それが当たり前の感情です。
なのに何度も何度も税金を取られる。
こんなのやってられないですよね。
そうなると当然、
物流も人の流れも悪くなります。
そんな関所を信長は容赦なく撤廃した。
イエズス会の宣教師、ルイス・フロイスは
こう報告しています。
「彼は(関所の税を)一切免除し、税を全く払わさせなかったので、一般人民の心を収攬した」
つまり、税金を取っ払ったから
民衆は信長に心を掴まれたという事ですね。
信長といえば冷酷なイメージがありますが
人民にとってはとても良い領主だったんです。
まあこれは当たり前で、だってただの嫌な奴が
良い統治を出来るか?って言ったら
そんな事あるはずないですよね。
これはビジネスも一緒ですが、
長期的に生き残ろうとしたら
人々にメリットを提供しないといけないんですよ。
完全に自分勝手な行動をしたり
自分の利益ばかりで他人を軽んじたり
それこそ詐欺して稼いだり。
そんな事をしていれば一瞬で淘汰されてしまいます。
信長はこれを分かっていた。
だから、いかに人々の悩みを取り除くか?
ということに注力して、
その上で自分の力を強めていったのです。
信長はとにかく自由貿易を推し進めていった。
有名な楽市楽座なんかもその例で、
当時の商人は座に入らないと商売が出来なかった。
座というのは組合みたいなものです。
座は鎌倉時代から存在し、あらゆる職業に座が作られていた。
布、酒、油、建築業者、運輸業者、
はては芸能関係にまで座があったといいます。
この目的は新規参入を減らし、独占営業権を得るためです。
商人たちは多額の参加料を払うことで座に参加し、その特権を得ていたのだとか。
信長はその座を廃止し、誰もが商売を出来るようにした。
そうやって経済を活発にすることで自分の力を強めていったのです。
どう強めていったのかと言うと、
日本全国で経済の流れを活発にし
そして堺や大津などの商業都市に自分の代官を置いたり
また自分の統治する場所に商人が集まるようにした。
それにより莫大なお金を手に入れたのです。
そのお金でまた様々な改革を行ったり
軍事力を強化していった。
信長は昔からお金の重要性を理解していました。
それにより、幾たびの戦場を勝ち残り
天下統一の一歩手前にまで上り詰めたのです。
流通の重要性は今も同じ
冒頭でも言いましたが
歴史というのは昔を知って今に活かすためのものです。
では今回の話を現代に当てはめて考えてみると?
まずここで学んだ事は
「流通の重要性」です。
信長は大量のお金を持ち歩かなくても良いようにしました。
つまり商人達が身軽な状態で各地を回れるようにしたのです。
今はそれの究極系であると言えます。
言わずもがな、キャッシュレスです。
身軽どころかお金を持ち歩かなくて良くなった。
これは本当に画期的なことです。
これによって、国を超えて海を越えて
人々は移動することが出来るようになった。
なのですが、日本はキャッシュレス決済への
流れが他国と比べてだいぶ遅い。
他の国ではキャッシュレスは当たり前なのに、
日本ではキャッシュレス決済が出来ない店がまだまだ沢山ある。
これは他国の人からしたら、
相対的に見て旅行したくなくなるんです。
だって考えて見てください?
今までは外国に行ったらお金を両替するのが当たり前でした。
それが面倒くさかったのですが
今では一々両替をする必要がなくなったのです。
だから気軽に外国に旅行する事も出来る。
でも日本はどうでしょうか?
いまだに両替をしないといけない。
それだけで旅行に行く気が失せます。
だって面倒くさいから。
この面倒くさいという感情は
本当にやっかいなんです。
人類は面倒くさいを無くすために
数多の発明品を開発してきた。
そう言っても過言ではありません。
「俺は現金決済の方が好きだ」とか
「ネットはよく分からん」とか
そういう個人的な感情は捨てるべきだし
捨てた人がこの先生き残る。
飲食店も小売店もホテルや旅館も
キャッシュレスはするべきです。
別にやったところでデメリットはほとんど無いし
メリットで補って余りあるレベルです。
やらない理由がない。
国がインバウンドを集めようとしているのだから
その流れに沿ったことをするのは必須です。
信長は自分の好き嫌いで楽市楽座を執り行ったり、関所をなくした訳ではない。
自分が天下を取る上で、
何が大切なのかを客観的に理解していた。
それにより、天下人(の一歩手前)にまで上り詰めたのです。
彼から学び取りましょう。
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